~語彙力薄弱~

やんわり作品レビューなど

クソ客と襟付きシャツと私 (本音)

 

 私は先日、人のあったかさでご飯がおいしい......というような内容を本ブログに投稿した。しかしこれは文章全体として体裁を保つための誇張表現であったことを詫びたいと思う。冷静に考えればわかることなのだが、それだけで3年間もやってこれたわけがないだろ。

 パワハラモラハラ、セクハラ、理不尽な要求、暴力、暴言、クレーム、天災、疫病、などの問題を「人のあったかさ」だけでカバーできるだろうか。実質的には、自分の精神健康上それの貢献度は1~2割程度であったと概算できるはずだ。

 ではほかの9割弱は何だったのかというと、暴飲暴食し、趣味に浪費し、友人に愚痴を聞かせた挙げ句に長時間睡眠をすることだった。それでもギリギリだったんだからQOLもクソもなかったのである。

 

「常識も分からないのか」「俺のために在庫残しておけ」「待たせたんだから安くしろ」

 もっとも、毎回これがあるわけではない。しかしこれに準ずるトラブルが頻繁に起こる職場だった。いくら「ありがとう」とか「おつかれさま」とか言って貰えたからって、理不尽な要求やわけのわからぬクレームを一度つけられてしまえば、金を貰っていようが結果的にはめちゃくちゃ損した感覚になるわけだ。

 

 思うに接客業とは、わざわざ敵と戦闘しておいて、コマンドとしては逃げることを延々と続ける感じと言うべきだろう。そんなバカなことがあってたまるかと思うところだが、店員は攻撃に転じることはほぼ不可能であり、わけのわからぬ者からの猛攻にただただ耐え続けるしかないのである。

 

 理不尽な体験をはじめ、自分に非がないが無駄に苦労した、とかそういう話をする度、自分の父親や上司には「良い経験になったろう」とか「成長できただろう」などと言われてきた。彼らは、私に理不尽なものを受容し、それが自分にとって価値ある体験だったと考えさせて、納得させようとしてきた。しかし本当にそれは今後役立つのか。人は、それをわざわざ体験する必要はないと思う。なにしろ私だって、そんな返しされても残ったものはやりようのない不服感だけなわけだし。

 

 こんなの「事例」として知っておくだけで十分だ。苦労して嫌な思いをすることはないのだ。そこで私はSNSから情報発信をすることで「事例」を提供することができるのではないかと思って、今まで色々ツイートしてきた。もちろん愚痴という側面もあったけど、少しでも現状を知ってほしかったのが大きい。それで反応までしてもらえたのなら御の字である。

 

 さて。ということで「アルバイト先にご来店されたなかなかヤバめのお客様について打線を組んでみた」という件(下部にあります)が、思いのほか反響があったので、それぞれのエピソードについてネタと自論を交えながらだらだらと書く企画を始めようと思っております。という話。

 入りきらなかったエピソードについては下部のほかにまだまだストックがある。まさに地獄だ。しかしそれゆえに、ここ数年をかけても絶対に完成するべき一大コンテンツなのかもしれぬという謎の使命感があるので、気づいたら更新していた謎コンテンツとして見て頂けるととっても嬉しい。普段は映画レビューとかしているし他に書かなきゃならん文章もあるので、この企画もといブログ自体不定期更新が続くのだが、ぼちぼちやっていきたいところである。

  なお、モチベ維持のため書きたいものから書くつもりである。順番は後でそろえるかもしれないが。

 

【私が対応した客の名言で打線】

 

1(二)おっさん等「オオン!ワオン!(咆哮)」

 

2(一)爺「さてはお前キチガイだろ(名推理)」

 

3(遊)おばちゃん「そこにマスク無いって書いてあるけどないの?(意味不明)」

 

4(三)おっさん「お前名前覚えたからな(迫真)」

 

5(中)爺「ポイント5倍入るって俺が聞いたんだから間違いなく入るだろ(天下無双)」

 

6(左)男性「ここからここまで全部(石油王)」

 

7(捕)中年男性「俺今からフジテレビ行くんだわ、羨ましいだろ?(台場)」

 

8(右)お兄さん「シールで(避妊具)」

 

9(投)幼女「おしごとたのしい?(真理の探究)」

 

~補欠~

中年男性「お前は平仮名も読めないのか(マウント)」

 

男性「お前のせいやんけ!!!(責任転嫁)」

 

孫「(嘔吐)」

おじいちゃん「おせんべい食べ過ぎたのかな笑」

 

女性「貴様、国民の税金を無駄にするな!!!(統失)」

 

おっさん「植木バサミないの?(見当違い)」

 

男性「お前は辞めろ死ね(直球)」

 

中年女性「こんなババア死んだ方がマシよって思ってるでしょ(躁鬱)」

 

【名誉監督】
店長 「君、発達障害持ってるでしょ?」